2023/03/23
【しつけ】お客様に吠えてしまう ~チャイム吠え~
こんにちは。
DOGLIFECorinth~13:13~のドッグトレーナーの中島です。
中央区を拠点に、出張で犬のしつけ方を各ご家庭に行っております。
ブログ第6弾のテーマは
「どうしてお客様がくると吠えるの~チャイム吠え~」
という題目で話していこうと思います。
読んでいただきたい人
・外の人に警戒する子を飼っている人
・チャイム吠えをしてしまう子を飼っている人
に読んでいただければ幸いです。
①どうして警戒する子としない子がいるのか
穏やかな子もいれば、外に向かって吠える子もいます。
警戒行動をする子としない子は何が違うのでしょうか。
それは
10%の性格と
20%の学習と
70%の関係性といえます。
性格は生まれ持ったものなので、私たちはそれを受け入れてあげる必要があります。
学習の場合は「消去」という心理技術を使って和らげることが出来ます。(一旦保留
飼い主との関係性が多くを占めていると私は思っています。
性格と言われてしまうとどうしようもないのですが
今まで見てきた中で言えるのは10割の子は警戒しているということです。
なので、吠える子も吠えない子も基本的には一緒であるということです。
学習と言われると難しいなと感じると思いますが
日本の事情的に仕方のないことなのです。
社会期は~3か月ですので、そのころはまだワクチンで外に出れませんから家族の存在しか分からないわけです。本来であれば100人の人間と100の犬と触れ合いなさいと言うぐらい大切な期間なのですが、日本の社会ではそんなこと不可能に近いわけです。
それを飼い主様に求めるのはなかなか意識が高すぎる話であります。
70%の関係性とは何でしょうか。
問題行動は飼い主と愛犬の関係性の拗れが大きな要因を締めています。
その群れにリーダーが存在することでした者たちは安心して過ごせるのですが、リーダー不在と判断されると、自分が警戒するようになってしまうのです。
つまり、動物は警戒する生き物であるため性格に大きな差異はないが、学習や関係性など後天的に得た情報がその子を臆病にさせてしまうかもしれないということです。
②警戒を和らげるには
一度警戒するようになるとそれを正すのはおやつレッスンなどでは不可能です。
おやつレッスンはその子の行動を強化するものであって、心をコントロールするものではないためです。
一番簡単な方法として
「チャイムの音を一番小さくする」
それでも耳のよい犬には聞こえると思いますが、音の大きさでびっくりしてしまう子が多いと思いますので、小さくしてあげると良いと思います。人間に聞こえない場合は、電話してもらうようにする工夫ができたらよいと思います。
「犬の居場所を家の一番奥にする」
警戒する子がおかれている環境の多くは、人間の導線上にケージが合ったり、隠れ場所がないところにケージを設置してしまっていることが多いです。何かあるとすぐに対応しなければいけないため、犬からすると落ち着かないのです。一番奥またはついたてなどで隠してあげることで、犬はいちいち対応しなくて済むのです。
③チャイム吠えの仕組みと「消去」
心理学には条件反射という言葉があります。関係のないもの同士をある条件下でつなぎ合わせること反応するというのが条件反射です。人間に置き換えるとマックのポテトができた時になる音に期待感を得るというものです。
ティロリティロリという音は本来であれば関係がない音なのですが、ポテトができた時という条件下が重なることで刷り込まれていくわけです。
ピンポーンという音は本来、犬にとって何にも関係のない音でした。
しかし鳴る度に人が来ると、インターフォンは人が来る音だと認識し、警戒する子は音にも警戒感をもってしまうのです。
消去とは既に学習したリンクを消し去ることを言います。
一言で言うと、音が鳴っても誰も来ないということを教えるのです。
ただの日常的な音に変えてあげることで犬は吠える理由がなくなるわけです。
インターフォンを録音しておいて、ひょんなときに鳴らしてあげることで、より効果を得ることが出来ます。簡単そうではありますが、この方法は一般家庭にすぐに導入できることではありません。専門家を交えて行う方がよいと思います。
④お客様に吠えてしまうのをやめさせられないか
自分のこころが一瞬で変わらないように、犬の心も一瞬では変えられません。
ひとつは犬の家の場所を考えてあげてください。
自分の部屋はリビングのど真ん中にはないはずです。犬にも人間の目が切れるところにケージを用意してあげることがまず出来ることかと思います。
次に、犬が警戒する=自分が家のリーダーになっている可能性があるので、その関係性も同時に正していくことが求められます。そのやり方は当店をお呼び下さい。
いかがでしたでしょうか。
家の中でリーダーになってしまって問題につながってしまっている子はとにかく多いです。
うちの子だけかしらって思わないでください。
みんな大なり小なりお悩みを抱えていらっしゃいます。
ご心配な方は是非とも当店へご連絡ください。
中央区をはじめ23区であれば出張料無料でやっております。
ありがとうございました。
DOGLIFECorinth~13:13~
中島
2023/03/13
【しつけ】トイレの教え方
こんにちは。
DOGLIFECorinth~13:13~のドッグトレーナーの中島です。
中央区を拠点に、出張で犬のしつけ方を各ご家庭に行っております。
ブログ第6弾のテーマは
「トイレの教え方」
という題目で話していこうと思います。
読んでいただきたい人
・トイレを失敗してしまう子を飼う方
・トイレの対処を知りたい方
・トイレの失敗をしたくない方
に読んでいただければ幸いです。
①トイレをする犬の気持ち
多くの子は生まれた時からシートの上にいるため、ケージの中でおしっこをすることに慣れている子が多いです。しかし、自然動物は基本的に住処の中で排泄はなるべくしたくない気持ちがあります。それは巣が見つからないようにする本能があるからです。
シートの上で寝ちゃう子は小さい時そこが寝床になっていたことも考えられます。
ケージを出た犬が色々なところでおしっこしてしまうのは
〇泌尿器が未熟
〇シート以外でやったら反応してもらえた
〇におい付け
等のことがかんがえられます。
まだパピーちゃんなのであれば、シート外でしてしまうことはいわば失禁です。
成犬なのにシートが覚えられないのであれば、もしかするとにおい付けかもしれません。
不安感が強い子は大人になってもいたるところにするケースがあります。
おしっこやうんちをするときは無防備のため、犬たちはなるべく安心できる場所で排泄したい。家の中でいろいろな場所を探すのはそのためとも説明できます。
また、男の子は平らなシートよりも植木鉢や冷蔵庫など、柱のようになっているものに目がけておしっこをします。それは自分のニオイがなるべく遠くまで届くようにするためです。
②教え方のセオリー
おしっこをする場所をよく観察してあげてください。
壁の近く?
部屋のど真ん中?
カーペットの上?
玄関?
机の下?
何度も観察するとその子のトイレポイントが見えてくるはずです。
まずはそこにシート・洗えるシート等を設置してあげましょう。
そしてその上でおしっこが出来たら褒めてあげるのです。
おしっこは成功体験が大切ですから、自分たちが設置したトイレの場所で成功を待つよりその子の気持ちを尊重した場所で成功させてあげる方がトレーニングの近道なのです。
さらに観察を続けましょう。
初めのうちは数か所ですが、だんだんそれが1か所に集まってきます。
もしその場所が都合の悪い場所であれば、毎日少しずつずらしてあげることでトイレポイントが完成します。
気が遠い?
トレーニングは犬との忍耐比べなのです。
③おやつの使い方
トイレが出来たらおやつをあげることはいいことです。報酬をもらうことで犬はどんどん学習していきます。しかし、毎回おやつをもらっているともらえないことを不服に思い、怒ったり噛んだりしてくるかもしれません。
そこで、あげる時と上げない時を作ってあげてほしいのです。
私たちは
自動販売機でジュースを買って出てこなければ怒ります
しかし、パチンコや宝くじで当たらなくても人は怒らないのです
なぜなら、自動販売機はもらう権利が100パーセントあるためです。
それと一緒でおしっこ=おやつになってしまうと、犬にはもらう権利があると思わせてしまうのです。だからおしっこしたら「もらえるかもしれない」というある種のギャンブル性にしてあげることで、シートでする意欲がどんどん上がっていくのです。
これは心理学用語で部分強化と言います。
もらえない時は最大限褒めてあげることをご褒美としてあげてください。
④やってはいけないこと
おしっこの失敗を責めたり、大げさな反応をすることです。
責める人はあまりいないかもしれませんが、「あー!」って言ってしまう人はとても多いです。犬たちはどうしたら飼い主が遊んでくれるかを考えていますから、おしっこを失敗すれば振り向いてもらえるだろうと思わせてしまうと失敗が続くようになってしまうので注意です(遊ぶ時間を設けてあげていることが前提)
パピーちゃんのおしっこの失敗は、「失禁」だとおもってください。
自分たちが子供の時もおもらししたり、トイレが間に合わなかったりしたことがあるかと思います。パピーちゃんもそれと同じです。
7か月前後は思春期です。私たちも親に反抗しましたように
犬も覚えたことをわざと外すようになります。
何歳になっても失敗は怒らず、黙って処理してあげる。成功したら褒めてあげる。
という基本スタンスは崩さないことがポイントです。
⑤失敗を覚えてしまったら
もしもわざと失敗することを覚えてしまったというケースもあるでしょう。
その時も基本スタンスに戻ることが大切です。
犬「おしっこわざと外しちゃお」
飼い主 (黙って処理)
犬「あれ?いつもと違うな」
犬「シートでしてみよう」
飼い主「すごいね!偉いね!」
犬「褒めてもらえた!だったら外す意味がないかも!」
とわざと外す意味がなくなっていく可能性が高いです。
もちろん時間はかかりますし、他の要因もあるので絶対にこうだとも言えません。
お困りの際はご連絡ください。
いかがでしたでしょうか。
トイレのお悩みは出張の10件中7件ほどある多くよせられるお悩みです。
お宅が違えば原因も違います。
そのご家庭にあった練習方法をお伝えできればと思っています。
ご心配な方は是非とも当店へご連絡ください。
中央区をはじめ23区であれば出張料無料でやっております。
ありがとうございました。
DOGLIFECorinth~13:13~
中島
2023/02/20
【しつけ】お散歩に連れて行くタイミング
こんにちは。
DOGLIFECorinth~13:13~のドッグトレーナーの中島です。
中央区を拠点に、出張で犬のしつけ方を各ご家庭に行っております。
ブログ第5弾のテーマは
「お散歩を始めるタイミング」
という題目で話していこうと思います。
読んでいただきたい人
・まだお散歩に連れて行ったことがない人
・これから散歩デビューをする人
・何からやればいいのか分からない人
に読んでいただければ幸いです。
①時期
ほとんどの人は3回目のワクチンが終わったら散歩に連れて行く人が多いと思いますが、ある条件ものもとであれば2回目ワクチンから散歩に行って良いとおもっています。なぜなら3回目をうつ頃には4か月くらいになっており、ある程度成長してしまっているからです。新しい刺激は1日でも早い方がよいのです。
犬は3カ月ぐらいで社会期が終わり、それから恐怖期が始まります。社会期で体感しなかったことは怖がるようになるのです。ですから早い段階から外の世界を知る必要があるということです。
ブリーダーで飼われていた子は、特に2回目から散歩を考え始めると良いです。なぜなら、すでにお母さんから抗体をもらっているため、外で生きるためのバリアは既に持っているからです。お母さんからの抗体は消えて行ってしまうため3回目のワクチンが存在しているのであって、3回目をうたないと絶対に外に出てはいけないというわけではないのです。ある条件下の元であればどんどん外に出てほしいと思っています。
②ある条件下とは
それは、他の犬や他の犬の排泄物に接触しないことです。多くのウィルスは排泄物や体液を媒介に移っていくため、それらに接触しなければ問題ないのです。抱っこ散歩やバギー散歩をして外の空気を吸い、太陽を浴びることは精神的にとても良いことです。その条件を守れるのであれば、2回目ワクチンから外に出ても問題ないと思っています。むしろ、ずっと外に出ないとストレスが溜まってしまいますから、早いうちに検討してはいかがでしょうか。
③たくさんの人とたくさんのワンちゃん
色々な人に触ってもらうことが大切です。小さい時に多くの刺激を受けることで脳が活発になり、誰にでも触れ合える子になります。また、たくさんのワンちゃんに愛犬のおしりだけを嗅がせてあげてください。ペットショップ出身の子に多く見られるのは、挨拶ができない子です。おしりを嗅がれることが怖いのです。
私たちは幼稚園や保育園を出ているからある程度は誰でも挨拶することは出来ますが、小学校中学校になってはじめて同い年の子と触れ合う様な状況になってしまったら、怖くて恥ずかしくて挨拶どころではなくなってしまうのです。先輩たちにおしりをいっぱい嗅いでもらいましょう。
もしも、そのような先輩たちがいなければ、飼い主さんがおしりを嗅ぐしぐさをしてあげてください。すると犬はおしりを嗅がれることは怖いことではないと理解します。
④日光浴
何より一番やっていただきたいのは、太陽に当てることです。太陽は曇った日でも10000ルクス以上の照度を持っています。これがどうして大切なのかと言いますと、体内にあるセロトニンが分泌されるには1000ルクス以上の光を目から吸収する必要があるからです。
セロトニンは精神安定ホルモンであり、1日の中で満たそうとするのですが部屋の中では500ルクス程度しかないため、ずっと部屋にいるとイライラするのです。(私たちもそうですね)愛犬を健康に育てるなら、日光浴が大切になってくるのです。
人間で30分の日光浴が必要と言われていますから、一緒に浴びて健康になりましょう。
⑤もしも怖がったら
2回目ワクチンからのお散歩は抱っこ散歩が原則です。それでも怖い子は当然いますから、「大丈夫、大丈夫」と声をかけてあげながらスタートしましょう。愛犬がブルブルしているからと言って人間もオロオロしてしまっては犬は次から「外は怖いところなんだ」と外に行くことをためらってしまうでしょう。外を知らない子でも、外敵がいっぱいいると本能的に分かるでしょうから、私が守るというドシッとした気持ちで愛犬を連れだしてくださればと思います。
いかがでしたでしょうか。
いつから散歩にいけばいいんだろう。
どうやって慣らしていけばいいんだろう。
と悩む方は多いと思います。ご心配な方は是非とも当店へご連絡ください。
中央区をはじめ23区であれば出張料無料でやっております。
DOGLIFECorinth~13:13~
中島
2023/02/09
【しつけ】おうちシャンプーの仕方
こんにちは。
DOGLIFECorinth~13:13~のドッグトレーナーの中島です。
中央区を拠点に、出張で犬のしつけ方を各ご家庭に行っております。
ブログ第4弾のテーマは
「おうちシャンプーの仕方」
という題目で話していこうと思います。
読んでいただきたい人
・愛犬を洗ってあげたい人
・洗う注意点を知りたい人
・洗うのに何時間もかかってしまう人
に読んでいただければ幸いです。
私はトレーナーとしてしつけ相談を受けておりますが、同時にトリマー資格も持っており、お客様の犬を家で洗ったりする仕事もしております。洗ったりカットする勉強もしてきました。(カットはもう無理かも←
今日はおうちシャンプーの参考になればと思っています。
~留意点~
おうちシャンプーはあくまで臨時シャンプーです。
無資格者のおうちシャンプーがメインになってしまうと、毛のもつれや肌荒れの原因になりますので注意してください。
【必要なもの】
♦シャンピング
・ドレッシングボトル
・シャンプー
・リンス
・ペットグローブ(ボツボツしたやつ)
【始める前にすること】
〇部屋を暖める
〇シャンプー剤の作成
〇タオルやボトルなど使いやすい位置にセットする
〇部屋を暖める
シャンプー嫌いにならないようにする鉄則として「犬に寒い思いをさせない」ことが肝心です。水が蒸発すると体温が奪われるので、犬は体温が奪われます。作業がもたつくと寒くなってしまう結果、シャンプーは嫌だと認識してしまいます。
部屋はなるべく暖かい方がいいですね。
〇シャンプー剤の準備
ボトルから原液をプッシュして洗体するのはNG。洗えているところと洗えていないところのムラが出来てしまいます。ドレッシングボトルを用意してください。10分の1程度の高さにシャンプー剤を入れます。上から42度くらいのお湯を入れて振ります。先が細いため、チューっとかけることが出来るのです。これはプロがシャンプーをするための必須アイテムです。42度は熱いかもしれませんが、使う頃には適温になっています。
(熱ければ、手の甲にかけながら犬にかかるようにしています)
〇タオルやボトルなど使いやすい位置にセットする
手際よく行うために、手の届く範囲に色々セットしておくことが大切です
【シャンプー開始】
①肌の奥までよく濡らす
温水の温度は、季節節や犬で変わるため何度とはいえませんが、手首裏に当てて熱くない程度が望ましいです(38~40℃)。犬がハアハアし始めたら下げます。(高齢犬はハアハアさせない)
②1回目のシャンプー
体全体にボトルに入ったシャンプー剤を毛の奥に薄くかけ体になじませます。その理由は、油をいったん取り除くためです。体に液体が馴染むと油がとれて、水が弾かれずに親水状態になるのです。これをすることで次の本シャンプーが生きてきます。
③2回目のシャンプー
1回流したら、再度シャンプー液を毛の奥にかけていきます。2回目のシャンプーの方が泡立ちが良く、しっかりと汚れを落とすことが出来ます。このときボツボツのペットグローブで撫でてあげると毛が抜け、ブローイングが楽になるのでお勧めです。1回だけだとべとつきやにおいは残りますが、2回やることでしっかり汚れが落ちるのです。
④顔まわり
嫌がる場合は無理にやる必要はありません。サロンでやってもらいましょう。
頭頂部にシャンプー剤を少しかけて、揉み上げます。足りなければ適宜足してください。嫌がったら、スポンジのような柔らかいもので優しくあらってあげましょう。日ごろから顔まわりを触る練習をしておくとここで役に立つんです。
⑤洗い流し
泡をしっかり流してください。残ってしまうとかゆくなります。
⑥リンス
桶にリンス剤をいれて溶かしておきます。小型で人差し指・大型で500円くらいがいいです。それを丁寧に肌に塗るように毛の上からしみ込ませてあげてください
リンスは全員必要です。なぜならリンスの目的は毛ではなく肌の状態を保護するためだからですです。肌は常に酸性を保って外からバリアをしていますが、シャンプーをすることでアルカリ性にかわってしまいます。リンスで酸性に戻すことで人工的にバリアを貼っているわけです。
アルカリ性のままでは肌が弱ってしまうため体は皮脂を出し、肌に余計な負担をかけてしまいますが、リンスをすることで余分な皮脂を出さなくてよくなるのです。シャンプーの最後はリンスをお勧めします。リンスをお湯で薄めて体中にかけてあげます。
⑥洗体
最後に体をながして終わりです。しっかりと流して下さい。
シャンプーはここまでです。
次回はブローイング。
飼い主界隈においてトレーナーってすごいって思われがちですが、実はトリマーの方がすごいです。なぜなら、彼らは初めてであってもハサミを使いつつ、噛まれないように作業しなければいけないからです。もちろん集中させる持ち方・声のかけ方ってものがあるのですが、トレーナーよりも神経を使う仕事なのです。
次回、サロンのお姉さんに会ったらねぎらってあげてくださいね。
シャンプーをしたいと思う人は、体のどこを触ってもいい関係になっていることが理想です。シャンプー中に噛まれるとマジで悲惨ですよ。濡れてて痛いですから。そのためには、日ごろから触る練習が必要なのです。
体を触ることが出来ない、触らせてくれない、触ると逃げてしまうというのはまだあなたをリーダーとして見ていない可能性があります。犬においてのリーダーはどこでも触っていいのですから。
当店は、愛犬との関係性の作り方を最重要視しています。なぜなら、問題行動は関係性が正しくないことから発生している可能性が高いためです。そこを見直さないと、どんなにおやつレッスンをしても犬の心のふつふつは消えず、時間経過とともに再発するのです。
中央区をはじめ23区であれば出張料無料でやっておりますので、ご興味ある方や助けて!という方は是非ご連絡ください。
DOGLIFECorinth~13:13~
中島
2023/01/23
【しつけ】どうして散歩をしても満足してくれないの?~落ち着いてもらうには~
こんにちは。
DOGLIFECorinth~13:13~のドッグトレーナーの中島です。
中央区を拠点に、出張で犬のしつけ方を各ご家庭に行っております。
ブログ第3弾のテーマは
「どうして散歩しても足りてくれないの? ~落ち着いてもらうには~」
という題目で話していこうと思います。
読んでいただきたい人
・何時間お散歩しても足りない子 を持つ方
・帰ってきても運動会を始めちゃう子 を持つ方
・効果的なお散歩を期待している方
犬にお散歩は大切です。というのは多くの人が知っていますが、果たして散歩の仕組みを知っている人はどれくらいいるでしょうか。トレーナーの中でも散歩を分解して考えたことがある人はそうそういません。当店は、お客様に正しくご提供するために「どうしてそうなのか」ということを丁寧に解剖して考えております。
蛇足ですが先日、取引先の人と「どうして疲れたあとビタミンCジュースが欲しくなると思う?」という話になりました。「どうしてだろう・・」と考える相手に「ぼーっと生きてんじゃねーよ」と冗談でチコちゃん節を炸裂しておきました(笑)
当たり前のことを正しく認識することがスキルの更新につながっており、毎回「分かりやすかった!」という声をいただけるのはその甲斐あってかと思っています。
さて今回は、いっぱい散歩したのにどうして家の中で遊びはじめるのだろうかと不思議に思っている方も少なくないと思いましたので、このテーマを選びました。
①犬種
その手のお悩みを持つ方が飼っておられる犬は、だいたいテリア種・コリー種・ハウンド系・バセンジー等とにかく動くのが大好きな犬種を飼われています。どうして犬は運動が好きで人間が追い付けないのかといいますと、「4足歩行と肺の大きさ」が関わっています。4足=4WDの時点で人間の歩行速度を上回り、体のわりに肺が大きく、6つの肺の部屋を持って呼吸をしているのです。簡単に言えば、原付バイクと4WD車ぐらい違うということです。私の知り合いのバセンジーは毎日4時間歩くそうです。それでも家の中で平気な顔をして遊んでいます。
②体格の違い(体重ではない)
同じに見える犬でも、CTなどで輪切りにすると体の婉曲形が違うのをご存知でしょうか。CT画像を見たわけではありませんが、いろいろな犬種を触ってきたからこそわかるのですが、犬種によって形が違います。
・西洋型
あばら骨が比較的横に広がった楕円形であり、へそ天をしたときべったり背中が着くタイプ。脂肪が横につきやすくあまり長い距離は得意としない。(トイプー・ラブラドール等)
・ハウンド型
あばら骨を輪切りにすると縦長の楕円形で、へそ天は背骨が突出しているためできない。空気抵抗が少なく、体も細く手足が長いため長距離を得意とする。(イタグレ・バセンジー等)
・日本型
西洋型とハウンド型の間。背骨が少し出ているためへそ天はやや苦手。比較的手足が短い傾向にあり、とんでもない長距離は求めない。速度よりも一歩一歩がしっかりしている。(和犬)
・
③歩くテンポ(適正スピードの見分け方)
実はその子が歩く適正速度があるのですが、多くの人は知りません。
同じスピードでもトイプードルにとっては早すぎるし、ボーダーコリーには遅い。私はペットシッター中一つのサインを見極めながら歩いています。それは、背骨が真っすぐかどうかです。私たちも赤ちゃんと歩くと、ゆらゆら体を歪めながら歩きます。しかし適正スピードを超えると背筋がピンと立つのです。それは犬も一緒で、遅ければ背骨を歪ませS字を書きながら歩きます(おしりが右左に揺れます)。適正スピード以下であれば犬もあまり疲れないわけです。
今日のお散歩から、その子がどのように歩いているか見てみましょう。もしもS字を書いているならばもう少し早く歩くといいかもしれませんね。引っ張って分からない人はまずそれを改善するところからかもしれません。(引っ張りも数回で直るものです)
④無言
「散歩は黙ってやるものだ。」と誰が決めたのか知りませんが、多くのお散歩を見ていると正直つまんないです。勘違いしないでほしいのが、お散歩=フリー時間ではないということです。正しくはお散歩=コミュニケーションの時間なのです。
犬はあなたの元で暮らしている中で何を求めているのかというと、飼い主とふれあう時間です。1:1で関わる時間がとれない人がほとんどですが、無言でお散歩する人はもっと損をしていると私は思います。私がシッター中は「お散歩気持ちいね」「晴れてよかったね」「早いよー」「危ないよ」「何の臭いがした?」「うんちできてよかったねー」となんでも声をかけてあげています。犬は耳が良い生き物ですから、飼い主の立ち位置を耳で認知しています。また、彼らの脳は人間の10分の1と言われていますから、話しかけることで脳を使うのです。それが毎日たまったら大きなしつけになっていくのではないでしょうか。
恥ずかしいかどうかはどうでもいいのです。大切なものを見つけた時、恥ずかしさはどうでもよくなるのですから。
⑤規則正しく歩いている
人間も犬も集中するものがあります。それは「不規則」です。【タンタンタンタン】という4拍子と、【タンタンタタタン】という不規則なリズムであれば、規則性がない方がより集中するのです(1/fゆらぎの法則)。次に何が来るのか分からない環境こそ楽しいのです。
散歩しているとただの4拍子になっていませんでしょうか。それだと犬は飼い主に興味を持たず頭も使いません。
私がお勧めしているのは、〇―〇(まるせんまる)の練習です。〇は自由時間、―は従う時間です。〇のポイントをあらかじめ決めておいて、そこまで従ってもらうのです。その場に着いたら「よし」の掛け声でフリーにしてあげます。
これを取り入れるだけで、ただの4拍子から不規則で楽しい散歩に変わります。小学校の時4時間目の後の休み時間が楽しかったのは、4時間学校のルールに従ったからなのです。〇―〇の練習は繰り返すことで犬の頭はオーバーヒートし、帰ってきて寝てくれるのです。
⑥パトロールになっている (一番言いたいこと)
どうゆうこと?と皆様の頭にハテナが見えますが、私が考える一番の原因はこれです。この考え方は全犬種に当てはまることであり、この考えをもつ人はあったことがありません。経験を通して得た結果であり間違いないと結論付けています。
私たちの人間社会は、犬にとっては異世界ですね。逆に犬の世界に私たちが飛び込んだら私たちはどういう反応をするでしょうか。暗い森の中で「ガサッ」と音がすればその場で硬直します。しかし野生動物は臭いや経験でそれがウサギかねずみだろうと理解しますが、私たちは知らないので緊張するのです。異世界に住む犬もそうです。外に出る=ガサッと音がする環境に飛び込むことであり、常に安全が守られるように気を張ります。そして匂いを嗅ぐことで「自分の側に大型犬がいる・・・」「知らない雄がはいってきたな」と察知するのです。そして家に帰ってくると・・・
「今日のパトロール終了!よっしゃ遊ぶぞー!」
と意気揚々と遊びはじめるのです。
これが散歩後に行われる運動会の原因です。
直し方まではお伝え出来ませんが、犬と飼い主の関係性と歩き方や声掛けの仕方を学ぶことで、改善が容易いものです。
~正しい散歩がもたらす効果~
常にリードを引く人が導き、遊びと勉強が入り混じったダラ気のないコミュニケーションの時間です。
散歩を極めることは本当に大変なのでおすすめはしませんが、質の良い散歩は適度な疲労感を得ることで落ち着いた精神状態を保つことが出来るのです。また、太陽に当たることでセロトニンが分泌し、夜になるとメラトニンに変わるためぐっすり良質な睡眠をとることが出来ます。ストレスから解放された子は次の日もすっきり良い朝を迎えることが出来るのです。
いやいや、そんなことが出来たら理想過ぎます。と思われる方が多いと思いますのでこれだけはやってほしい散歩の仕方をご紹介します。
・日光浴をする
・声をかける
・〇―〇を実践する
ただひたすら歩くのであればこれらを導入されてはいかがでしょうか。
犬のしつけに大切なのは、マテ・スワレなどのコマンドではなく、その子との親密感や距離感といった関係性です。吠える・鳴く・噛む・引っ張る・破壊する等、すべての問題には大きな原因の源が存在します。コマンドから入ることは、その源を止めずに蓋をするようなものです。犬の気持ちがあふれ出ているのに気が付かないでおやつで誘導してもソワソワする性格は変わりません。その元栓をしっかり締めることで、愛犬との距離感を縮めることが分かっています。(どうやるのかは企業秘密なのでこれ以上は言えませんが・・・)
当店はしつけ方を教えるだけではなく、飼い主のレスキューを心がけております。なんだかこの子と距離感が近くなったと思えた時、ずっと一緒にいたいという本当の愛情が生まれるのではないでしょうか。
当店は吠える・鳴く・噛む・引っ張る・破壊する等犬の飼育でお困りのご家庭へ出張訪問しています。信頼関係や問題行動の対処などを主に扱っております。初めてのひとでも馴染みやすく、かつ多くの人がご納得いただける内容となっておりますのでご興味のある方はご連絡ください。
DOGLIFECorinth~13:13~
心理士×ドッグトレーナー
責任者 中島 たかし